Maserati

■ Inventions for the new season


 アメリカの4人組ぐらいのポストロックバンド。2007年3から4枚目ぐらいだと思う。Maserati初体験だった2002年作の『The Language of cities』の時は普通の轟音バンドでパッとしないなと思ってたんだけど、なんか化けてました。嬉しい誤算。

 1曲目『Inventions』の立ち上がりなんかホントまんまなんだけど、Manuel Gottschingの『Inventions for electric guitar』を意識しているであろうミニマルなギターフレーズの重ね合わせが今作の根幹だと思う。そこにThe mercury programみたいな感じの透明感や疾走感、初期の名残のような轟音によるカタルシス等のポストロック的な要素を足していったような印象。70年代ジャーマンを匂わせつつも古臭さはあまり感じられず、適度にダンサンブルで、個人的にはかなり好みな内容だった。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=3Te5LN8YtyU

 
2013/07/10 


■ Pyramid of the sun


 アメリカのポストロックバンド。2010年4枚目ぐらい。インスト。ドラムの人が亡くなってメンバーが変わった模様。個人的には前作の方が好き。

 前作『Inventions for...』の流れを引き継いだ感じの、フレーズの反復を基本としたミニマルなインスト。シンセの導入、轟音要素の減衰に加え、コンセプト作っぽい感じで似たようなフレーズが曲をまたがって出てくることもあり、電子音楽系列のミニマルさに近づいたように感じる。ダンスミュージックとしての面が強くなった一方で、カタルシスは薄くなったような。

 前半はキャッチーで飛ばしている半面、後半はチル寄りに収束しているような印象。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=X03uNTLlPLM

 
2014/11/06