Maps & atlases

■ Perch patchwork


 アメリカの4人組のマスロック系のバンド。2010年3枚目。初めてのフルアルバム。

 アシッドやフリーフォーク色の強い捻くれポップといった趣向で、マスロック+パワーポップだった最初期の面影はフレーズ等のミクロな単位以外ではほとんど残っていない。アコースティックな響きが強く牧歌的で土臭いイメージが支配的。テンポが緩やかになったことも影響してか、前作の陽気なイメージに比べると若干落ち着いた印象。それと一層ボーカル重視になっているためこってり濃厚で、個人的にはくどさが少し気になるレベルに達してしまった。

 これまでに比べて派手さには欠ける気がするが、マスっぽく無駄に蛇足つけまくったギターやドラム自体は健在。ただ、今回はどちらかというと要所でアクセントを効かせようとする程度であまり前面に出てこず、ボーカルの引き立て役に徹しているように見える。たぶんこの辺が地味に感じる一因になっている。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=tFMMstpu8dw

一部修正 2012/06/15 
2010/08/06 


■ Beware and be grateful


 アメリカの4人組のロックバンド。2012年4枚目(EP含)。回帰する方向に変化していて、3枚目『Perch Patchwork』と2枚目『You and Me and...』の中間に位置するような印象を受けた。

 マスロック的な変拍子多用かつ音数過多なギターとドラムと、くどめのボーカルの組み合わせによる牧歌的な曲調が中心。特にドラムは終始叩きまくっていて、良くも悪くも目立っている。前作ほどのくどさや熱量はなく、適度に力の抜けているのが好印象。メロディにあまり起伏がなく、リフレインが若干きつくなったこともあり、陶酔感が出てきたのがこれまでになかった傾向だと思う。

 個人的に2ndが一番好きなので、それに近いこともあって前作より好みってのが最初の感想。何度か聴いてるうちにかなり好きになってきた。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=WWo2tRGQJPc

 
2012/06/15