Genesis

■ Nursery cryme


 イギリスの5人組プログレバンド。1971年3枚目。主要なメンバーが揃って、プログレ好きにとってのピーク期の到来となるアルバム。

 抒情的で壮大なシンフォ系のプログレ。ただし、ジャケットの生首クリケットから受ける印象通りの悪意や気味の悪さもまた強く主張されていて、綺麗で壮大なんだけど何故か不安な印象を煽られる。

 静と動が極端に振れる展開が多く、ダイナミックな反面、やや唐突でエキセントリックな印象を受ける構成。また、技術的にたまに危なっかしい気がするが、綺麗で不気味な本作にはそれがあっているように感じられて、むしろプラスだと思う。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=In2fRySroH8

2013/01/13 

■ Foxtrot

 
 イギリスの5人組のシンフォ系プログレバンド。1972年4枚目。たぶん代表作。

 個人的に初期Genesisの魅力だと思う3要素である、気味の悪さ、幻想的な雰囲気および技術的な危なっかしさが適度にブレンドされていて、これが初期Genesisだってのがよくわかるアルバムだと思う。

 1曲目『Watcher Of the skies』のプログレとしてはコンパクトな曲と、最後の『Supper's ready』の20分越えの大曲の対称的な代表作で、入口と出口をガッチリ抑えている事もあってか、最初のつかみから聴き終えた後の満足感まで、隙の少ないアルバムな印象。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=57HicYcY4Ow

2012/07/07 


■ Selling England by the pound


 ブログ名的に5大プログレぐらい抑えとこう、その3。リーダー格から先にどんどん抜けていったバンドの、5人揃ってた頃のアルバム。プログレGenesisとしては人気のある時期で、自分も『Foxtrot』と本作は特に気に入り。1973年。5枚目。

 大仰なキーボードが目を引く幻想的かつ抒情的なシンフォサウンドで、ファンタジー色が非常に強い。技術面に前作からさらなる向上が見られ、危なっかしさがほとんど感じられなくなった。プログレにしては不安定な演奏はむしろ強みと感じていたので、個人的には残念だったりする。

 また、前作までにあった不気味さがスコンと抜け落ちていて、前作に比べメリハリに欠けている面もあるが、代わりに儚さとか美しさといった部分が強調されていて、差し引きゼロってところだと思う。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=r0Spl1cOf-o

2011/06/21