From monument to masses

■ The impossible leap in one hundred simple steps


 アメリカの3人組のマス、ポストロック系のバンド。2003年2枚目。個人的に再結成して欲しいグループの筆頭。

 朗読等のサンプリングやループマシンを取り入れた打ち込み色の強さと、マスっぽい感じのピロピロした変拍子や唐突な展開の変化が特徴的なポストロック。サンプリングの使い方等から、BattlesやAucanよりは最近のLiteに近い印象を受けるが、こちらはあまり攻撃的でなくノスタルジックな雰囲気が強くポストロックよりな印象。

 後追いで以降のアルバムを先に聞いていて先入観があったため、最初のメタルな重量感と叫び声にギョッとしつつも、全体的には期待通りの内容で好きなアルバムの一つ。トラック間でも曲が地続きな事も多く、組曲的な印象が強い。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=dIZstZYSyVI

2013/05/03 




■ On little known frequencies


 円高のおかげでえらく安かったFrom monument to massesの新譜。

 ナレーションという個性は残しつつも結構変わったなというのが第一印象。尖った部分が減って全体的に丸くなり、装飾的な要素も減り、構成も無茶な展開が少なくなり、これまでに比べると比較的シンプルなギターサウンドなったように感じる。

 反復フレーズから轟音にもっていくパターンがますます増えてSaxon shoreTracer AMCの方向性にさらに近づいたように感じつつも、あくまでテンポの良さを大事にした作りや、郷愁を感じさせるノスタルジックなメロディと多幸感を伴った轟音による終始ポジティブな音楽でとってもキャッチー。

 それとやたらと長かったこれまでのアルバムと違って50分強でピシッと締める収録時間の変化も全体の印象を良くしている。個人的にはこれまでに出した音源を越えてきたと思っている。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=Kty2IdepMN0

2009/03/30