Eastern youth

■ Don Quijote


 日本の3人組のエモ系列のロックバンド。2004年10枚目ぐらい。eastern youtheの中でも大きな転換点になっているアルバムだと思う。

 ノスタルジックな情感を想起させるメロディと、感情的にかき鳴らすギターを特徴としたロック。ギターが轟音担当な事もあってか、ベースがメロディアスで前に出ている印象。前作『其処カラ何ガ見エルカ』までにあった暗さや攻撃性がごっそりと削られていて、明るくなったというか垢抜けたように感じる。また、疾走感のある曲が減って少し落ち着いた一方、轟音による静と動の緩急がより印象に残るようになったと思う。

してることは大きくは変わってないのに凄く変化しているように感じられて、初めて聴いたときは驚いた。最初は戸惑ったものの、今ではかなり好きなアルバム。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=Z1mrKScseXI

2013/05/22 




■ 歩幅と太陽


 エネルギッシュなEastern youthが戻ってきた、ような気がする新譜。

 『Don Quijote』よりも前のエモ、パンクなサウンドを、最近の傾向である肯定、応援をバックボーンにした歌詞と、音数を絞る減算方式のアレンジで作り込んだ感じの曲が多い印象。『口笛、夜更けに響く』が保有する最古の音源なので最初期は知らないんだけれど、ピーク期のメロディアスなエモだけでなく、かなり初期のパンキッシュな要素も多く、原点回帰、あるいはこれまでの活動の総括といった意志を匂わせている。

 最近のアルバムは渋すぎてちょっと苦手な感じだったんだけれど、今作は好きな曲が多くて、イースタン熱が再発中。ライブ行こうか考え中。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=pNCT_UAw9Ug

2009/09/18 




■ 叙景ゼロ番地


 日本の3人組のロックバンド。2012年15枚目ぐらい。現時点の最新作。

 ノスタルジックなメロディと、エモーショナルな轟音および絶叫の組み合わせ。音自体は暗めの荒々しい轟音主体で攻撃性が強いのに、感謝だの応援だの、甘い轟音でネオシューゲっぽくしたくなりそうなテーマ設定が多いのが、珍しくかつ面白いと感じる。それと、やたらと牧歌的に感じられるのも印象深い。

 勢いのある曲が多く、原点回帰を目指している印象はあるものの、それを含めて前々作『歩幅と太陽』の流れから大きな変化は無いと思った。前作『心ノ底ニ...』は未聴。

 ギターの音が大きく、若干声が引っ込んだ音のバランス。大きな音で聴くよう意図されている気がする。

 http://www.youtube.com/watch?v=FkhEi-K4yNY

2012/10/02