Clark

■ Body riddle


 イギリスの人のソロプロジェクト。2006年3枚目。自分は次作『Turning dragon』を先に聴いていたので逆順になるが、変化の大きさにはやっぱり驚いた。

 『Turning dragon』のようなデトロイトテクノな感じや硬質で黒い印象はほとんどなく、全体的には聴きやすいニカという印象。アルバムの中でも結構曲調に差があり、バラエティに富んでいるように感じる。序盤はグリッチが印象的な、ノスタルジックで比較的静かなニカ色の強い曲調で比較的キャッチーな印象。アブストラクトっぽいビートが主張するリズムが支配的な曲をいくつか経て、不安定だったりノイジーだったりで少しとっつきにくい後半に至る。

 個人的には前半から中盤の雰囲気が好き。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=ymh13G8YgQE

2013/09/29 


■ Turning dragons


 Warp関係。ニカ方面の人の4枚目。他は未聴だけど、ハードテクノ方面へのアプローチが増えて前作からずいぶん様変わりしたらしい。

 この辺はあまり好んで聴かないためよくわからないけど、Boys noizeとScubaの間に滑り込むようなポジションで、手持ちではThe deltaが最も近いと思う。最初こそボーカルが入っているのも手伝って派手でキャッチーに聞こえるが、中盤あたりから硬くて太いリズムに音響的なウワモノが乗っかる形が常態化していき、ダブステップミニマルテクノっぽさが増していく。全体では意外とストイックな作りだと感じた。

 全編通して黒い色彩感覚で統一されていて、引き出しの多さのわりには単調に聴こえる。音が太いためか機械的な無機質さといった方面が強く出ていて、ネガティブな暗さといったものはあまり感じられない印象。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=Ij2pw3tOBpA

2011/02/23