Astronautalis

■ Pomegranate


 Anticon系ヒップホップ。2008年。3枚目。詳細は知らん。

 インディーロックを取り入れた脱力系のヒップホップで、声質が少し似ていることも含めてWhy?のフォロワーといった印象を受けた。ただ、こっちはヒップホップであることに自覚的というか、ヒップホップの枠を飛び出さないよう意識しながらインディーロックを取り込んでいるように感じる。

 サイケでグダグダ感の強いゆるいノリで始まり、中盤あたりから若干シリアスに傾いた後、明るくキャッチーな9曲目『The trouble hunter』で一気に開放される流れ。10曲目でチルアウトして綺麗に締まるので、数分の無音を挟んだおまけっぽい曲に蛇足感を覚える。

 自分の好むヒップホップ像とよく合致していることもあり、かなり好印象。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=oGOjoeRq9Ik

2012/05/19 


■ This is our science


 インディロック色の強いラップ。2011年4枚目。個人的にはかなり当たりだった。

 前作『Pomegranate』はwhy?路線の開放的で力の抜けた感じのキラキラしたアルバムだったが、大分傾向が変わっている。どちらかというと暗くシリアスで、激情をぶつけるようなラップが目立つ内向きな作風になり、轟音やニカの要素が増えているように感じる。手持ちの中だと13&GodやZucchini driveあたりに近いと思うが、それらよりはラップが多くて、ヒップホップっぽさは強めな印象。

 40分切っていて若干短めの内容。だいたいずっと暗めで悲観的なんだけど、終盤で少しだけ救いを持ってくる、この手のアルバムでよくある構成。

 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=PbnumphZdPE

2012/08/23