Last evenings on earth / Melt yourself down

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イギリスの6人組ぐらいのバンドの2016年2枚目。年間ベストに放り込もうか悩んだけど、まあいいかとなった程度には好きというかけしからん。編成的にはホーンとパーカッションを要してやや大所帯。ファンクや民族音楽あたりの要素に少々サイケと即興要素を加えて、むさくるしくも陽気でリズミカルな曲調で終始ゴキゲンなアルバム。それとホーンが打楽器的な鳴らし方をする場面も多くて終始リズム隊が支配的な印象。それとボーカルはZun zun eguiの人らしく、そっちも結構良いバンドなんだけど個人的にはMelt yourself downの方が好き。

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a.k.a / Lili limit

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日本の5人組のロックバンドの2016年たぶん4枚目のアルバム。王道的というか、特別騒がしくも大人しくもなく際立った特徴のない普通にキャッチーでわかりやすいポップスといった印象。シンセ入ってるんでややテクノポップよりかなと思いつつも、手持ちの偏ったライブラリだとどの辺から影響受けているかとかよくわからん。じゃあ微妙かというとそうでもなくて、なんか今何を聴きたいのか自分でもわからん気分の時にとりあえず流しておこうって感じの、自分の中ではふくろうず(解散しちゃった)とかシナリオアートとかと同系統の枠組みに入ってて、わりと聴く頻度高かったりする。

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The violent sleep of reason / Meshuggah

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スウェーデンの5人組のDjentとかエクストリームメタルとかのバンドの2016年8枚目。わりとけしからんと思います。重さと硬質さを兼ねた格好良くてわかりやすいギターリフと、やたら複雑で煙に巻かれたようなわかりにくい変拍子を備えたリズム特化のアルバムという印象。アルバムの最初から最後までパワフルな音圧及び音数によるメインディッシュ一辺倒な仕上がりのため、豪勢だけど胃もたれ必死なのでもう少し短くまとめてくれると尚好ましかった。

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『 』 / ・・・・・・・・・

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検索時に頭を抱えたくなる日本のシューゲイザー系アイドルの2018年1枚目。ヤなことそっとミュート(未聴)を少しアングラにした感じのような、シューゲイザーオルタナ的なギターノイズを主役としたけだるく甘ったるいロックサウンドに拙い女性ボーカルを乗せたスタイルが基本。ただ、個人的に純度の高いオルタナ、シューゲは苦手に感じがちなのに対し、アイドルのアルバムである今作は割り切って様式化されている上に、ある程度のキャッチーさというかポップな要素を担保してくれていることもあって自分でも結構楽しく聴けた。とはいえ前作シングル『CD』はポップとは真逆の1トラック72分のノイズ/シューゲイザー路線に振り切れた理解不能な攻め方をしてたので、次はどうなるんでしょうね。ちなみに検索時はdotstokyoで概ね絞れる。

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