Moh lean / Why?

f:id:yu-za-mei:20170420005956j:plain

アメリカのヒップホップとインディーロックの中間的なバンドの2017年6枚目のアルバム。どうせ『Elephant eyelash』と『Alopecia』超えは無理だろうし、そこそこの出来ならいいかと過度な期待はせずに聴き始める。1曲目でこれやばいんじゃないかと疑惑を持ち、2曲目でけしからんと悶絶しながら確信を抱き、一通り聴き終わって年間ベスト候補とメモを取る。これまでのWhy?は曲調的な変遷はありつつも、根本的には陽性一辺倒のゴキゲンなポップミュージックだと思っている。でも今作は憂い成分満載でなんかグサグサ刺さってきて、やってる事はこれまでと大差無いはずなのにこれまでとはかなり違う印象を受けた。5月の来日がとっても楽しみ。

 

cocoon ep / sora tob sakana

f:id:yu-za-mei:20170415230130j:plain

ハイスイノナサ系アイドルの2017年ミニアルバムとしては1枚目。ハイレゾ商法疑惑の一品(後述)。ハイスイノナサっぽさは「tokyo sinewave」以外は薄れて独自路線を進み始めた感があるのでハイスイノナサの新しい音源をお願いします。前作は「広告の街」他数曲が突出してたけど、今作は「ribbon」と「tokyo sinewave」の2曲があればいいや。他も悪くないと思うけどなんか全体的にキンキンしてて録音悪いのかなと思いながら何回か聴いた末、声がでかすぎて他を殺してるという結論になった。ボーカルの音量絞った版が出れば買い直しも辞さないので、コンプも抑えたリマスター版を早く出して下さいとまで書いたところで、ひょっとしてと探したらototoy限定でハイレゾ配信してて、そっち聴いたら明確に良くてガックシ。CD買ってすぐにハイレゾ探して買い直した経緯的に、ハイレゾの音が良いんじゃなくてCD版の音質が(他のCDより)悪いという結論になります。

 

続きを読む

SynchronicityとAfter hours2017の感想

9割5分の音楽ファンにはあまり興味を持たれず残り5分ぐらいの人にはぶっ刺さるラインナップを揃えた、見たいの多すぎて発狂物のライブサーキットイベント『Synchronicity』と『After hours』終了。ライブの感想なんて自己満足で見る人いないだろと思ってたけど、フェスについてはかぶったりして泣く泣く切り捨てたバンドへの「良かった」「凄かった」という感想を見て「クヤシー」ってなるためにあるんだなと思いました。tricot見た人達許すまじ。

 

[Synchronicity]

Yahyel

翌日に体力残すために遅めに到着して、Yahyelの後半から見ようとしたら入場規制。まあ予想はしてたのでショックは軽微。終わったら凄い勢いで人が出て行って、お前らCro-magnon見なくていいのかよと思いつつ、まあ安心と信頼のZazen boysを見たいよね、私も見たいと後ろ髪を引かれる。この日のZazen boys、凄く良かったらしいっすね。Cro-magnonも凄く良かったよ。

 

Cro-magnon

大慌てで『III』と『4U』を予習したものの、『V』からの曲が多かったぽかったのが少し残念。聴き込めてないから覚えてないだけかもしれないけど。基本的には淡々と反復するので、40分だと気持ち良くなってきたあたりで終了してぶっちゃけ少し物足りなかった。ワンマンとかでじっくり見たい。

 

Nabowa

新曲中心という攻めたセットリスト。でも音源持ってないしライブも初見な私にとっては全部新曲でそんなの関係ない。どの曲もとても良かったし、締めに新曲持ってくるってことは自信あったんだろうし、新作欲しくなったし凄く良いライブだったと思う。でも悲しいかな、この後のJojo Mayerが全部持って行ってしまった。

 

Jojo Mayer & Nerve

最初から最後まで無茶苦茶なドラムで、まさに人力テクノ、ドラムンベースって感じでとにかく凄かった。メンバー3人でJojo Mayerは右側にいたんだけど、ふと周りを見渡すと皆右しか見てなくて少し笑った。自分も右しか見てなかった一人だけど。だってドラムやばいんだもん。

 

[After hours]

Jizue

Atomの煽り方が半端なかった一方、締めのRossoはなんかテンポ早過ぎてちょっと微妙に感じてしまった。でも相変わらず半端ない熱量で、一番最初で体調万全で聴けたのが嬉しく、これで帰っても満足できるので後は体力が尽きた所で終わってもいいやと思える安心感。

 

Wang wen

轟音系は久しぶりだったこととJizueの後ということもあり、最初はやたらとかったるく、うーんとなったけど、10分過ぎたぐらいから馴染んできてめっちゃ楽しくなってきて、次の曲早くと思ったら40分経ってました。えーマジかーってなった、マジで。

 

Mouse on the keys

定番だし1回は聴いておかないとと思いつつ期待したんだけれど、正直CDでいいやとなった。Fox capture planもそうなんだけど、CDで聴く時は関係ないのにライブだとギターが欲しくなるのかどうにもグッと来ない。Tricotがわりと空いてた&良かったとの感想を見る度に、さっさと移動すべきだったと後悔。

 

Lite

入場前になんか去年のWestみたいな異様な行列できてるなと向かい側を見て、「duoのenvy列か、普通にあぶれそうだよね、ご愁傷様」と適度に空いてるWestに意気揚々と乗り込んで待機してたらどんどん人が入ってきて「お前らenvy諦めんなよ」と思いました。実際にenvy諦めた人達かは知りません。内容的には2月に見たばかりだから、概ね期待通りで普通にノリノリで良かったです。

 

Uhnellys

toeの待機前に少しだけ見て、ノーマークだったけどわりと良かった。CD音源よりライブで聴く方が良さそうなバンドだと思った。

 

toe

アンコールでの"グッドバイ"で土岐麻子がサプライズで出てきた時の自分のテンションの高さが、周りから冷静な目で見るとさぞ気持ち悪かっただろうと思います。でも周囲は自分以上に発狂してました。お前らうるさくてせっかく土岐麻子来たのに声が聞こえないんじゃーとは、テンションが高すぎて微塵も考えませんでした。でも私が周辺では一番冷静に聴いてた、絶対。

 

[総括]

最高でした。体力面での不安もあり、見るものを絞りつつ本当に見たいバンドは余裕を持って入場して絶対に見るプラン。思惑通りに見れたのでとても満足。tricotに移動しなかったのがほぼ唯一の後悔。

After hours2017

Synchronicityもやばいけどこっちが本命。純粋に見たいバンドの数が多すぎて、休憩なしで回ってもかぶり発生という、何を諦めるかという贅沢な問題。入場規制起こってもへっちゃらだぜ。方針を固めるべく適当に抜粋しつつ頭の整理。

 

続きを読む